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ウクレレ動画 アベマリア AVE MARIA on ukulele(韓国)
2014.05.14
毎日発行のメルマガより抜粋でお届けしています!
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<最近の活動>
▼東京に出張
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■こんにちは高橋です!
本日も東京に出張中です。
本日は動画を紹介しようと思います。
曲はアベマリアです。
収録は韓国のデグという町。
3月の韓国ワークショップとコンサートに時のものです。
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<今日のうずまきシステムデザイン論>
【 動画 アベマリア】
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■韓国でのコンサートの前半は
ハイジーびウクレレで12番街のラグなど
軽快な曲をひきまして
後半はロージーで
このアベマリアや月の光などひきました。
このアべマリアですが、
今回コンサートでは初めて弾きました。
(譜面を見ていますね)
■今回この曲を新たに弾くので
力を入れて行ったということもあるでしょうが
僕の演奏が悲しいテーマに満ちている
というような感想もいただきました。
そこについては非常に楽観的というか
自分に都合の良い論をもっております。
■いろんな要素を持っている音楽は
聴く人がその時必要な感情を呼び起こしてくれる
そんな総合的な種類の音楽をぼくはやっている
と言うものです。
学生時代に熱を入れたロックなどは
ストレートに怒りや悲しみを伝えます。
しかし、今やってる音楽には
悲しみも、喜びも、感謝の祈り
そういったあらゆる要素が入っております。
そしてステージ全体では喜怒哀楽と
多様な要素全て含めていると思います
よって、見る人によって必要な感情
思い出、揺り起こされる
内容となっているのではないか
と思っております(笑)
■これは色についての白という
あらゆる波長を含む色のような考え。
むしろ何も色がないように見えるんだけども
すべての色が含まれて。
特殊なレンズだと分けて取り出すことができる
なので、全ての要素含み、
どこにフォーカスするかでいろんな楽しみ方ができる。
そういった音楽をやりたいな。
といつも、思っております。
■さて、アべマリアという曲ですが
イタリアのカッチーニというイタリアの作曲家の作品
(ある説によると偽作であたらしい作品)
この曲は歌曲が基本だと思います。
歌詞は
「アーべーマーリーーーアー」
「アーべーマーリーーーアー」
「アーーーーアーーーー」
これのみでずーっと行くわけですね。
よって、祈りの深さ、真剣さ
といったものが滲み出てくるように思えます。
■さてさて
イタリアと言うとカトリックの総本山
ローマ帝国も元々はキリスト教国ではなく
古く厳格な父なるユダヤ教に対して
許しと慈愛に満ちた民衆の宗教として
キリスト教が非常に人気が出て
ローマも最初は大迫害したらしいですが
効率的な統治のために国教にせざるえなくなった。
プロテスタントでは聖人崇拝は無いということですが、
これとて16世紀のことですがから。
千と何百年もの間、主流はカトリックで
その元々多神教であったギリシア、ローマ的な
地域を統治するためにも、バリエーションに富んだ
聖人崇拝をうまく取り入れ。
(日本の仏教にヒンドゥーの神々がいたりと似ていますね)
この中で聖母として大変愛されているマリア様
キリストの弟子である12使徒を押さえて筆頭の位置だそう。
その後には殉教者が歴々と並ぶようです。
さてキリスト教の宗教画の中にもこのマリア様が
幼いキリストと「聖母子像」のテーマとして
また、天使ガブリエルがマリア様に
キリストの処女懐胎を告げにくる
「受胎告知」のテーマとしても
コレでもかと言うぐらい描かれております。
■実際にドイツで見たのは
パッフェンホーヘンの街の中心部にあるカトリック教会
本堂?の脇に小さな祠のような人工の鍾乳洞みたいな
ところにマリア様が祀られておりました。
この大きな教会ができるまで村にまつられた名残でしょうか
50セントで購入したろうそくをともしお願いをすると
叶うとのこと、私も家族の健康をお祈りしてきました。
そして5月はマリア様の月だそうです。
本堂のマリア像にも多数のアジサイの花が供えてありました。
■今日のように医療も発達しておらず
身分、境遇により非常に苦しい思いをした人たちも
必ず救われるという思いでマリア様に様々な
お祈りをしたことでしょう。
これらの多くのお祈りの集合が濃縮されたのが
このアヴェマリアという曲のテーマかもしれません。
また聞く人によって様々な背景
その祈りの種類、喜び、感謝、悲しみ、
いろいろ異なると思います。
聴く人によってまた異なる感情が湧き上がる
そういう種類の曲では無いかと思います
といったようなテーマ理解ということが
僕の演奏にも少しプラスになっていればと思います。
それではお聞きください。