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ポートランドウクレレフェスティバル 2日目 オープンマイクでスタンディングオベーション(動画)
2010.06.18
ウクレレフェスのため強行スケジュールのポートランド
観光できるとは思わなかったけど、虹がみられたよ。
初日はもちろん寝不足で、すぐ眠りに落ちました。
ルームメイトの顔も見ずに。
二日目は早起きして開場の大学の中を散歩しました。
緑がいっぱい。
木のところでウクレレも弾きます。
そして授業が始まる。先生はこんな方々。ジェームスヒルやライルリッツさん。
http://www.portlandukefest.org/teachers.html
あちらでは有名な方々。
ジェームズヒルのレッスンを立て続けに2クラス受講しましたよ。
彼は人間の学ぶ課程や脳の勉強に加え
教える事に関し教育を受けているので教え方もうまいね。
とはいえ僕が急にうまくなったりもしないんだこれが。
1クラス目はストラムとピッキングを限りなく融合
させていく授業の話。ま、皆できない。
両方できる人何人いるかな。
教えられる人は。。。
2クラス目はいかにウクレレを弾きたい人に教えるか。
ウクレレという楽器が音楽的であることについて述べ、
クラスを2つに割って、3コード、ペンタトニックスケール
を教える授業。
昼飯でジュディーという女性に出会いました。
ジュディーは日系でルーツは福島。
日本から5000マイル、一人でフレンドレスな男が来たので。
とこの後もフェス中とても親切にしてくれた。
食後車でダウンタウンへ連れて行ってもらう。
とても珍しいらしいけど、快晴なのに空にはアーチではなく
まっすぐな、フラットな虹がかかっていた。雲もすごい。
彼女のオフィスを見学して回る。 交通局らしい。
ここ、はいって、いいのか。。。
そして3クラス目にはラルフショーのクラスを取る。
表現する動機や目的、どうすれば助けになるかなどの
ディスカッションしましたよ。
僕はなぜここにいるかをスピーチして一曲弾いた。
ポートランドから参加しているじいさんは
言葉の違う外国にいってこんなフェスに参加するのは
ガッツのいる事よ。とほめてくれた。このクラスで一緒に
なったカナダのスティーブとは次の日も一緒に観光に行く。
夜はオープンマイクで僕はマイケルが教えてくれたので
エントリーして。昼寝。眠かったなー。
おきて、夕食をとって。オープンマイクにいきます。
昨夜のライルリッツのエンドは盛大なスタンディングオベーションだった。
興奮の余韻が残る学生会館。
僕の演奏がどう評価されるか、なんてことは特に考えないよ、
始まって何人も演奏したけど、皆歌を歌う。最初にジョークを言って
また曲の中でも面白い歌詞で笑わせる(FUN)なスタイルだな。
だから歌モノにすべきか、アメリカの曲にすべきか、ぐるぐる考えます。
何人目かに、インストの人がいたから、やっぱりインストでいこう!
そして時間の都合で皆1曲だから。受けるためという考えをやめたんだ。
一番弾きたい曲を弾く事にしたよ。
それが僕の最高の1曲になるはずだから、
それでダメなら諦めがつく。受けを狙って外したらなんのための5000マイル?
何年も師匠と弾きつづけたヒロマーチを弾く事に決めるよ。
やがてオーガナイザーのマリーアンのコールではるばる日本から
来た、シゲトタカハシと紹介されてステージへいきます。
下手な英語でこのような素晴らしいフェスに参加させていただき
ありがとう。皆さんと音楽の楽しみを分かち合う為に日本から
来ました。ありがとう。と伝え。
ヒロマーチを弾く。
歓声が終わらない。お礼を言うまで時間がかかってしまう。
そして良く来たからもう一曲サプライズで弾けと言うことになるんです。
声も使いたいのでピーナッツベンダーをやります。
会場の全ての人々の表情が僕には良く見えた気がする。
多くの講師たちも見ていてくれ後で声をかけていただいた。
曲が終わると、昨夜のシーンがステージの上から再現される。
総立ちの観客。終わらないかのような歓声。
歓声の続く中、礼を言い。お辞儀をしステージを下りる。
その夜からはさらにいろんな人に声をかけていただいた。
さまざまな言葉を頂くのだけど、どの言葉がどれくらいなのか
相対的な感覚がつかめない。とにかく良く来たということだろう。
このフェスだけの為に来たというのが地元の人も嬉しかったようなんだ。
この夜も忘れられない夜になったよ。
ただし次の夜のコンサートはFUNというセンスの壁を感じることになるのだけど
この時点ではとても優しい夜に包まれて眠った。