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高橋重人:SHIGETO TAKAHASHI

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タイのカフェでのウクレレ演奏動画4 タイ語で弾き語り

本日のテーマ

「人は人に仕えず、仕事に仕える」

を持ちながら。

 

 

 

タイのカフェでの動画4 「ウクレレチャンラクター」

を紹介します。

まずはMさんの感想を紹介します。

++++おたよりここより+++++++++++++++++

高橋先生こんにちは

 

Mと申します。

ソロとは仲間がいない人が一人でウクレレを弾くことだと勘違いして

ソロを習い始めてしまったうっかりものです(^_^;)

 

 

毎日のメルマガ発信ありがとうございます。

タイの伝統曲ききました。

「こうもりはバナナを食べてる」素敵な曲ですね♪

高橋先生の伝統曲への思いをうかがい、思うところあって思い切って返信しました。

 

私は、童謡や外国民謡などで、子供とたちと替え歌を歌うという変なことをしてます

(^^;)(個人で楽しむ範囲です)

流行歌などもしたことがありましたが、高橋先生のおっしゃるように、風化が早いの

です。

 

何より、古い曲には力があります。

最近の子供たちは童謡もあまり知らないのですが、一度聞いただけですぐに歌えるよ

うになります。

やはり、長い年月淘汰されずに残るだけはあるということでしょうか。

ましてや国境を越える歌の定着度は非常に高いです。

 

高橋先生の

 

>そして、一番の理由は僕が一生弾き続けようと思わない曲は

>練習に時間を割くべきでないと思っているからです。

 

と言うお考えは非常に合理的だと感じました。

でも、音楽ですから合理性ではないですね。

 

>僕も好きな曲でこころから弾きたい物を選んでこそ尊敬の気持ちも伝わるのではな

いでしょうか?

 

好きな曲を弾く。これがすべてですね。

私も童謡や伝統曲をソロでも弾けるようにがんばりたいと思います。

 

これからもメルマガ楽しみにしております。

 

Mさん

 

*****************

Mさん やはり音に対する好きな曲にあこがれそれを演奏する。のが原動力。

そしてそれ以外の余計な曲を弾かないというのが合理性ですね。

じゃあ好きな曲が多すぎて困ると。。。

飲食を忘れという境地に行くのでしょう。

 

さて、

今回映像で演奏している曲はタイのウクレレフェスティバルのテーマソングです。

タイにウクレレのウの字もなかったころから、(わずか数年前)。

ウクレレショップを開き、ハワイや日本など世界中でウクレレを

買い付けてタイでウクレレイベントを開く。

 

こうして、ウクレレの普及に努めて来たアサダさんという方が

タイのウクレレフェスティバルに向けて作った曲です。

前回書きましたように、僕は新しい曲は基本的にやらないのですが。

フェスティバルのエンディングで皆で弾くということもあり。

少し練習していくことにしました。

 

 

伝統曲ではないですが、ゼロから大好きなウくレレを広めて

フェスティバルを開催されたアサダさんやスタッフ達。

そしてタイのウクレレファンに敬意を表して

タイ語で弾き語りを練習していったのです。

 

各個別の文化の内で最も大切なものは言葉だと思っています。

衣装や家の形、食事など様々な様式の文化がありますが

言葉を失った民族は独自性を失って行きやがて消滅する。

と師匠が以前話してくれたことがありました。

 

他にも様々な書物にも同様の事が書かれておりおそらく

その通りなのだろうとの考えに至っています。

だから彼らの言葉(タイ語)で歌う事が最も敬意を表明できるだろう。

ということでタイ語で歌う事を決意するのですが、、、

 

さっぱり

 

ヒアリングできません。。。

 

そうしたところ、タイのウクレレアーティスト

アップルショウさんにそんなことをチャットでぽろりともらしたところ。

 

彼女がカバーしていた同じ曲に、なんとタイ語とローマ字読み(カラオケというらしい)

の字幕をつけてくれました。

(タイ文字は。。。とても読めません。。。)

 

もう、このときは感激しましてね。

そして、この字幕を書き写して、何度も聞きながら口ずさむ。

通勤の車でも何度も聞きながら口ずさむ。

 

そして

 

2011年の第1回タイランドウクレレフェスティバルの自分の演奏枠でも演奏しました。

 

非常にへたくそなタイ語ですが、皆一緒に歌ってくれました。

映像では下を向いていますね。

そう、足下にアンチョコがあるのです。

 

2012年は昨年の1コーラスに加えて2コーラス歌いましたね。

 

僕が意図しているのはタイのポップカルチャー、ウクレレファンありがとう。

という限られた部分だけでは決してなくて。

タイの文化、皆さんのことについてまるごと興味が有ります。

尊重しています。

 

という事なんです。

 

そう、海外に演奏しにいくときは

日本の演奏家を、代表して行くことになります。

 

だから気持ちとしては国際交流の先兵、、、いや先人として

行くのだから。

相手の国を文化をとことん尊重していることを示す。

そして自分が持っている最高の演奏も紹介、共有する。

 

そうありたい。

と願い、出来る事をした結果がこの映像なのです。

 

人に仕えるならば、呼んでくれた人達、ウクレレカルチャーの

担い手の若い人々の好むような曲

をやればいいでしょう。

 

しかし、仕事(文化の交流)に仕える身として行っています。

自分のウケとかその場のノリで知っている曲だから盛り上がるとか

そういうことではなく、タイの国で何十年もその前からも

脈々と引継がれて来た伝統曲であり、その言葉を学んで望む。

 

仕上がりのレベルは急には良くなりませんが,その姿勢を先に示す事。

そして次の年すこし上達してその継続性のある敬意を示す。

 

本当にいいものは、やはりファストフードみたいなものではなくて

土地でとれた食材を活かし、じっくり手間ひまをかけて作り出される。

 

そして、今目の前にいる人に仕えるのではなく。

文化交流なり深い意味での楽しみ喜びを分かち合うという

その場を形成する人々全体に高いレベルの満足や意識の向上を

もたらす、きっかけとなる

そんな仕事に仕える事。

 

そのような活動を続けて行きます。

その場の熱狂的なウケみたいなものは少ないのですが。

こころからしみじみ嬉しいと、メッセージを貰う事が多いのです。

 

 

 

 

 

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