ウクレレ奏者の台湾爆走日記０８　その１

08年の年末です。金曜からまたまた台湾へ。

朝は師匠のレッスンを受けて。

成田に向かうのです。

今回の目的は台北のそごうで行われる台湾日本人会文化部 主催の

「ふれあいふぇすてぃばる」にリッキーミヤ＆パームハワイアンズの一員として参加するのです。

初日から食事、歴史、温泉に説教と盛りだくさんですよ。

リッキーさんには前回の台湾旅行時、連絡するといろいろ教えてくれ。

今回のイベントに誘ってもらったのだ。

空港でリッキーさんとそして再会。

そのままH和尚の車で台北市内へ向かう。

今回はご好意でH和尚道場で寝泊りすることになった。

そのまま陳さんをピックアップしてローカルの食堂に行きます。。

下町の本物のローカルのお店で両隣はがらがらだけどそこは大繁盛。

一人で７品くらい食べているおじさんがいますよ。

大陸の麺と台湾の麺とひき肉の乗ったメシに鳥肉のスライス。

サメのゆでたの。いろいろ陳さんがおごってくれます。

これで年配の陳さんの面子が立つとのことです。

陳さんは１５歳まで日本人として日本式の教育を受け、その後終戦で国民党が

進駐してきて２年間中国人、その後台湾人になったと教えてくれます。

進駐してきたときの様子は凄惨だった。ここには書きません。

生き証人の目で見た事を聞かせてもらって本当に良かった。

また彼は日本の教育は個人主義とは違い少し自分が不便になっても

皆がよくなればよいという秩序があると教えてくれます。

後で聞くと、なんと政府の要人の運転手を務めてきた方で

最高の礼儀を持っている方なのですよ。

食事の後は４人で温泉に、谷川の底にある温泉で色は白く濁っています。

陳さんが手招きしているのでそばに行くと川が流れています。

星空も見えてここは川の音もきれいで木も近く休まるから呼んで頂く。

日本の温泉とは違い、ぶら下がる吊り輪なんかもあります。

脱衣所は無いんです。風呂のすぐ隣の棚に脱いで置いております。

風呂には刺青のおっちゃんなんかもいておっちゃん同士が竹のささら

でぶったたき合っています。マッサージの代わりと教わります。

風呂でもH和尚のお話。ここにきたらこの景色を見ないと。

川をみながら話す。ひと時も同じ形をしない川の水。

人もそうだ、あまり過去を悔いたり人と自分を比較したりせず

まっすぐ進めとのこと。

またいろんな物事を極めていくと俗が

見えてくるのでストレスの原因は増えていくとのこと。

だから

ほどほどでやめておくか、悟るしかないような意味の話。

そしてリッキーさんと陳さんを送り車で二人になると御説教です！

外国に旅行するときは何が起きてもあわてるな。

先ほどの陳さんのような大先輩に接するときも歴史を忘れてはいけない

そしてもっとも敬って接すること。その気持ちは伝わる。

日本がその国で行った事を念頭に置くこと。

またその国が何をしたかは言わないこと。

そしてバイクで港に行く。

台北爆走の開始である。125ccの後ろに乗せてもらい80Kで飛ばす。

台湾爆走の衣装

帰ると二人で日本酒を飲みます。

早く嫁をもらえ。

エゴからの言葉ではなく本当にいい言葉にあったら

それを師にしなさい、良い言葉は人にも伝えなさい。

云々。

つづく。