ウクレレ奏者の台湾爆走日記０８　その３

いよいよそごうでのフェスの日です。

滞在した淡水の風景

朝起きると 
和尚がやはり野菜まんや、もち米スティックに干し肉など 
つめた食事を買ってきてくださいます。 
もちろんあつーい豆乳も。 

そして和尚は日曜はお寺の行事があるので 
一人で電車に乗ってミヤさんちにいきます。 

ミヤさんの奥さんとお孫さんが迎えてくれます。 
ニーハオの挨拶を交わし、ミヤさんのスタジオに 
台湾コーヒーを頂き、また練習しますよ。 

そしてそごうに移動。出演者用のおにぎりとジュースで腹ごしらえです。 
演奏少し前に和尚さんや、なんとフェスの前後に台中でレッスンを 
行う合間にドラゴンギターアンサンブルの荘さんが駆けつけます。 

そして少し裏手で練習して本番のステージです 
全四曲でしたが、せっかく日本から来たというので 
一曲はソロともう一曲は歌のリードを取らせていただきました。

リッキーミヤ＆パームハワイアンズ

その後は台湾日本人学校の生徒さんのブラスバンドや原住民の 
アミ族の踊りと歌などを楽しむ。

アミ族のダンス

ブラスバンドは本当の日本の古い曲をやっていて。 
隣で聞いていた陳さんも喜んでいたようです。 

日本人学校の子達がポスターの元絵を描いてくれていて 
書いてくれた皆さんに前に来てください。という司会の言葉 
これに対して、陳さんは「いらっしゃって下さいと言えばもっといいのに」 
と僕に耳打つ。子達は尊敬すれば尊敬するほどそれに応えて 
くれるとのことです。 

そしてそごうのからくり時計を見に行きます。 
これは僕が今レコーディングをしてもらっているエンジニアさんの 
初期の仕事だということで映像を撮ってきた。 
http://uke.heeroes.jp/uploader/
より００２１番の「コメント：そごう」のリスト名をクリックし 
パスワード「6969」でごらんいただけます。 

今は不況で日本のそごうのからくり時計はやまってしまったようだ。 
ディズニーのキャラクターと音楽のロイヤリティーが高いとか なんとか。 

台湾ではいまなお、皆さんが喜んで楽しんでくれている。 

夜はお好み焼き屋で弾いているのです。 
その後またバイクで爆走し、 
最終日なので和尚さんの好意で温泉。 
牛筋そばと台湾ビールを頂きます。

そして焼酎の豆乳割りをのみながら（マッコリみたい） 
最後の夜であるがお説教は少なめでした。 
ただし外国人の嫁はお勧めしない。 
捕まらないように。とのことだった。 

温泉の温かさをまとい眠りに落ちる。

さて朝は和尚さんの後ろでお経を聞き、 
焼香をさせていただく。 

僕の先祖代々の供養と先日火事で無くなった台北在住の 
日本人の方の供養もあったとのこと。 

そして僕の過去・現在・未来の健康を祈っていてくれるとのこと。 
第二、第三はいろいろ入れ替わる事もあるだろうけど 
くれぐれも、「いのち」を第一に暮らすように。 

また我侭させてもらっている両親に感謝し親孝行するように。 
お守りの数珠と経典をくれた。

特に宗教をやりなさいということ ではない。 

この数珠はあなたにとって悪い人を遠ざけ、良い人を近づける。 
あなたにとって良い人というのは一つにはあなたに厳しい事を 
言ってくれる人で、幸いあなたには現在そういう人が回りにいる。 
だが、それがありがたいと思えなくなればそれなりな 
人が近づいてくるようになるだろう。 

という厳しいお守りも頂いた。 

さらにお土産まで頂き。創っていただいた芋ごはんとけんちん汁を 
ご馳走になるのです。 

ミヤさんが来て、お茶を呑み荷造り。 
三人で車に乗り海岸線を桃園国際空港に向かいます。 
第二ターミナル出国前の軽食コーナーでコーヒーを頂き 
四方山話。

お別れは何時も涙が出てくる。

感謝するべきことがあまりにも多い。

何から何まで、お世話になったミヤさんと和尚に何度も何度も 
手を振りながら出国した。お二人をはじめ旅でお世話になった皆さん 
本当にありがとうございます。 
留守の間にもチームとして仕事を進めてくれていた職場の仲間にも 
本当にありがとうございました。 

台湾爆走日記
おしまい

そしてミヤさんのＷＥＢに
http://music.geocities.jp/rickypalmhawaiians/
のＨＩＳＴＯＲＹの一番下にふぇすてぃばるの様子について数年に渡り書かれています。