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「聴くは一生の楽しみ」を相育てる方法
2014.01.06
こんにちは!
本日も嬉しいお便りをいただきました。
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Iさん 72歳 男性
いつも楽しいメールを有難うございます。
懐かしい灰田有紀彦さん、エディ・カマエさんの
名前が出てきたので、思わずメールしました。
我々の時代はLPレコードで彼らのウクレレソロを聴き、
楽しんだものです。
最近の人はLPとか彼らの名前すらご存知ない方が多いですね。
また、ハーブ・太田さんのウクレレはハワイでも日本でも聴きました。
また太田さんが「タモリの音楽は世界だ」のTV番組に出演したときの
会話のやりとりがとても面白く、勿論演奏も素晴らしく、
私のVTRコレクションに残っています。
ただし、私は練習嫌いですぐあきらめてしまうために、
ウクレレソロはほとんどできません。
そのため聴く一方です。
そこで重人さんの言われる
「聞くは一時の恥」に対して、
私は
「聴くは一生の楽しみ」
をモットーとしています。
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Iさん
たのしいお便りをありがとうございます!!!
LPでハワイでもオオタさんを聞かれたとは
なんとうらやましいです。
アナログは彫刻ですのでダイナミクスが無限
デジタルとは違いますからね。
僕も以前「音楽は世界だ」でオオタさんを見て
仰天し、コウフンしたものでした。
ウクレレの奏でる音楽の美しさ。
オオタさんの髪の毛も黒かったですね(懐かしい)
さて、
「聴くは一生の楽しみ」
という素晴らしいお言葉を教えて頂き
まことにありがとうございます!
このメルマガもつい、弾く人目線に
偏りがちですが。
だんだんと、音楽やウクレレ、芸術を
含めて文化的に、豊かに暮らして行く
生き方を提案したいと思うようになってきました。
(大げさ!)
しかし、良い演奏は飽きません。
ちょっと飽きても(笑)
しばらくすると聞きたくなるのも事実。
そして、聞けば聞くほど味わいが出てきます。
聞く人の成長と共に聞こえ方が変化しますからね。
もちろん、名曲は弾けばひくほど、味わい深くなります。
目新しいもの、スパイスも必要です
しかしやはり、主食が決まっていると
ペースをつくるのにもいいものです。
座右の書とおなじく
座右の1枚があると
経済的でもありますね。
僕の技術的な座右の1枚は
やはり
オオタさんの「レジェンダリーウクレレ」
です。
オオタさんはやはり、音楽から離れていない
そこがとても魅力的で素晴らしいです。
どんなに指が動いても、いや動くがゆえに
音楽から離れると
曲芸になり、見せ物になります。
ときとして、演奏家は
もっと弾けたとしても
音楽のテーマに沿ったなら
このうえなく野暮に愚直に
弾かねばならない時もあると
師に教わりました。
リスナーもどちらを喜ぶか
ということが、あいまって
演奏家を育てもするし、ダメにもしますね。
一生弾く人も、聞く人も楽しめる関係を
築いていきましょう!