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ライフ イズ ビューティフル(スウェーデンの病院でウクレレを弾く)
2016.09.06
■海外で初めて病院へ
とはいっても
自分が診てもらうわけではありません。
ホストファミリーののおじさんが
心臓の手術をするので入院していて
おばさんとお見舞いにきました。
まるでターミネーターがバラの花束の包みで
ショットガンを隠したように
おじさん用のウクレレを服で隠して持ち込みます(汗)
■オシャレでキレイな病院
日本の病院は暗くて陰気なイメージだけど
スウェーデンの病院はなにやらキオスクやら
恰好いいロビーやらなんだか床屋ではなく
パーマができる美容室もあり。
柱の色も赤っぽかったり陽気で
木で作ったオブジェとか非常に
病院らしくない。
あらゆるところにデザインがある。
■ただし2階の病棟に行くと。。。
消毒とあの病院食の臭い
やっぱり病院でした。
おじさんは、ちょっと痩せたけど
目にも声にも力があって。
病院食には砂糖が多すぎる。
砂糖は体に悪いと批判しておられる。
投薬が多すぎる。
医者がビックマネーと繋がっている。。。
とのこと。何処も同じなのかな。
■持って来たウクレレですが
2人部屋のもう1人のおじいさんに
おじさんが聞くと
弾いて欲しいとの事。
高橋、はじめて病院でウクレレを弾く。
おじさんとデュオで(大汗)
弾き始めると
突然扉が開き
3名の看護婦さんたちが
目を見開いて。。。
■およそこの世の物ではない!
という表情で恐ろしげに。扉を閉める。
相部屋の人も良いならば
禁止されはしないようす。。。
コーヒーを飲みに行こうという事で
足のわるいおじさんを車いすにのせ
(歩けますが)
僕が病院の廊下で車いすを押すと
おじさんは車いすの上でウクレレを弾く。
■看護婦さんが次々に病室の扉を閉めて
ウクレレを弾くおじさんを乗せて
車いすが病院の廊下を行く。
もう、ちょっと狂気じみてきて
楽しくて
笑いが止まらない2人。
おじさんが
ライフ イズ ビューティフル
と本当に楽しそうに笑う。
■オシャレすぎる待合室で7年間の話
おじさんの言葉に励まされて
ここまでやってきた。
昨月でエンジニアを辞めたと伝えると。
やりたくない事をしてはいけない。
そうすると不幸になるし、心臓が破れて死ぬから!
俺はやりたいことだけやってきたけどね(笑)
とのことです。
(もちろん全部ではなくタテマエとユーモアです)
■人間の知性
本当に余裕があり
知性のある人はこういう人だと
7年前にあったときの感想を思い出す。
ぼくのめちゃくちゃな英語を忍耐強く聞いて
分からない時は違う表現を待ってくれる。
決してながされず、モノゴトに対する自分の考えを
持ち、自分らしく行動する。
ユーモアを忘れない。
今回もインスパイアされるような
キーワードを教えてくれた。
帰国してから調べるけど。
発言や眼差しからにじみ出る
生き方そのものが知性的でユーモアがあり
生きる芸術みたいな人だ。
そして、おじさんの楽しそうな顔
おばさんが喜んでくれた。
こういう時に言うんだな。
ライフ イズ ビューティフル。