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日本の美意識:かな書道~続かぬ稽古、約束で再起動
2013.02.23
さて、本日はかなの教室に稽古に行きます。
昨夜とびこみ。。でなんとか練習していきました。
前回、先生にやりますとも!
と豪語してしまったのでした(汗)
でも、約束すると
守る力が働きますね。
わりと出来ちゃうものです。
そんなことを今日は書いてみます。
■さて、先週からかな書道の教室に
通い始めました。
教室見学に行って、その勢いで
なんとそのまま、
帰りに先生に教わった書道用具店にて。
紙と、墨と、手本を買いました。
■筆の持ち方からして、その道の初歩があるのです。
前回ぼくはちゃんと持ててませんでした(汗)
こうやって、新しいオフをつくりだしているんですが。
(エンジニア、ウクレレ活動=オン)
(書道=オフ)
■なにごとにもスタンダードのお手本があるもの
かなの初歩の初歩はこちらです。
梅雪かな帖 上
かな の部分は 「うれ」
のように読めそうですが。
こちらは先日お話した変体仮名ですね。
か=可のくずれたもの
な=那のくずれたもの
しょっぱなからパンチがあります(笑)
■やはりその道の方は思い入れがある。
漢字の先生はかなも教えられてもやはり
自分がダイスキで得意な漢字をメインで
教えて下さる。
けっきょくよほど、そこでかなが学びたい!
というものがないかぎり、後回しになって
しまう。
■かなの先生はもちろん
漢字よりもかながダイスキなので。
こういうお手本だとか、次の良書を惜しみなく!
教えて下さった。
インターネット古本で買ったら。
間違って違うのが来たけど(汗汗)
なによりかなの先生は、
かなが好きな気持ちが伝わるので、
こちらも伝染して好きになっていく。
ときにオールマイティな先生に習っていた
としても、ある部分の長けた人にも
話を聞いたり習ってみるのもいいものだと
おもうのです。
■しかし、当日のやる気も
日々の雑事のなかに、埋もれかけてしまう。
先生!来週も来ていいですか!?
ということで今週も稽古を入れて頂いたのですが。
なんとか、きのう夜、踏みとどまって
3枚だけ練習で書いたのです。
■かように私も
意思が強い訳じゃない。
そんなになんでも続けられる訳じゃない。
■なので、来週も稽古に行くことにして。
とにかく見学に行って盛り上がった!
この気持ちのある内に、
次回を予約し、
返す刀で帰り道に道具を買い、
1週間寝かせたものの、
金曜のよるに道具を取り出し、
なんとか3枚の練習を書いた訳です。
■意思なんてきっと誰もそんなに
強くないのではないかと思っています。
一番簡単に自分をしつけられる方法は
「こんなふうに誰かと約束してしまう!」
自分との約束じゃダメですよ。
他人との予定だから守らなくちゃとなるのです。
■そして手本の出だしにあるのは
こんかい書いてみた 「いろは歌」
弘法大師「空海」が作ったともいわれる。
同じ音を繰り返さないで日本の美を
読んだといわれる歌です。
あいうえお、
かきくけこ、
~
よりも、
■いろはうた
いろはにほえど
ちりぬるを
わかよたれそ
つねならむ
うえのおくやま
けふこえて
あさきゆめみじ
えひもせず
■どうでしょうか。
教えるのも「あいうえお」で簡単になり
日本の国民のボトムアップにはなったでしょうけど。
「いろは」
この美しさ。
ある時期、利便性という時代の理性が省いたものでも
本当に重要だからなくならないのでしょう。
おそらく日本の風土や歴史の淘汰に生き残った
伝統文化は本来的に我々の肌にあっており、
血であり肉であり、言葉どおりこの体の軸
のようなものなのです。
そして民族に流れるこういう美を
自分の中に(すこーし)とりいれたとき。
僕らは自分らしさ、自分自身を感じやすく。
なにか全ての瞬間においてイキイキと物事に
接し、表現していける秘密があるのかもしれない
と思い始めています。
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自分以外のだれかと約束を入れる事により
内部から強制力が発生し稽古、練習をする起動力とする。
僕もこの方法で1週間後、かな書道を再起動しました。
日本の美しさをインストールすると物事の美しさを判断する
基準がぼくらには出来やすいように感じている。
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